NEWS県内ニュース/詳細

海の博物館「魚がへ~んしん かまぼこ参上!」

魚介類を主な材料とするかまぼこや練り製品の魅力や歴史を知ってもらおうという企画展が、三重県鳥羽市の海の博物館で開かれています。

 魚から作られた「かまぼこ」を通して魚食の魅力や歴史の奥深さを知るとともに、未来の食文化のあり方を考えてもらおうと開かれたものです。

 会場にはかまぼこをはじめ、ちくわやはんぺんなどが何を原料にどのように作られてきたかや、伊勢志摩地域で育まれてきたかまぼこ産業の歴史などにふれる資料、約250点が展示されています。

 中には、伊勢神宮に奉納される大相撲大会で優勝力士に贈られる鯛のかまぼこを作るための木型もあり、全長60センチほどの立派な姿がみられます。

 また、1989年に創業し現在全国の観光地で事業を展開している「まる天」が、家庭用のミンチ機からスタートしたことなども紹介されていて「まる天」の歴史の一端が見て取れます。

 学芸員の縣拓也さんは「魚を食べる習慣が少なくなってきているが、かまぼこを通じてもう一度、魚食や海に関する産業を見直してほしい」と話していました。

 この企画展は10月26日まで鳥羽市立海の博物館で開かれています。

県内ニュース一覧に戻る

ページトップへ