江戸時代の絵図どおりに「犬走り」確認 津城跡で現地説明会
三重県津市の市民から「お城公園」として親しまれている津城跡で8月から行われている発掘調査で出土した、犬走りや内堀の石垣などの現地説明会が29日開かれました。
津城は1580年に織田信長の弟、織田信包によって築かれたと伝わる城で、8月3日から津城跡の公園・史跡整備に伴って本丸の南側で発掘調査が行われています。
江戸時代の絵図などに記されている石垣の基礎部分に設けられた、細長い平坦地「犬走り」を確認するのが今回の調査の大きな目的で、通路状になった犬走りと内堀の北端の石垣が出土し、その存在が確認されました。
現地説明会には歴史や城に関心のある人たち、約300人が集まりました。
説明を行った職員が「犬走り」の幅は約4.5メートルあり、江戸時代の絵図の通りだったということが今回の調査の大きな成果と話していました。
「犬走り」は、築城の名手と言われた藤堂高虎が津城を改修する前の城主、富田知信の時代に築かれたものと考えられています。
また、現地説明会では同時に出土した「瓦の一部」も展示されました。
今回発掘された犬走りや内堀の石垣は、9月上旬まで行われる調査の終了後に埋め戻される予定です。