死を覚悟した歌の屏風も 直筆資料でたどる松浦武四郎の和歌
北海道の名付け親である幕末の探検家松浦武四郎が詠んだ和歌を紹介する企画展が、三重県松阪市の松浦武四郎記念館で開かれています。
探検家としてのイメージが強い武四郎ですが、漢詩や和歌を「国の伝統」と捉え、多くの和歌を詠んでいました。

会場には、蝦夷地調査で乗っていた小さな舟が荒波に襲われ、死を覚悟した際の歌を貼り付けた屏風や、晩年になっても、春が来ると旅情をかき立てられる心持ちを詠んだ歌など22点の資料が展示されています。

また、役人や商人がアイヌ民族を苦しめる様子を批判する歌もあり、武四郎が言葉や文化が違う人々とも対等に認めあう多様性について、深い理解を持っていた様子が伺えます。
松浦武四郎記念館の山本命館長は「武四郎の和歌は、その時代の色んな出来事で自分の気持ちを詠んだものがたくさんある。和歌を通して当時の武四郎の気持ちに触れていただけるとあじわい深いものに感じていただけるのでは」と話していました。
この企画展「武四郎の和歌」は、2月1日まで松阪市の松浦武四郎記念館で開かれています。