次世代の海技士育成へ 鳥羽商船高専と海運会社が教育連携
三重県鳥羽市の鳥羽商船高等専門学校は、実用的で高度な教育プログラムの共同開発に取り組むため、海運会社の旭タンカーと包括連携する協定を結びました。
25日、鳥羽商船高等専門学校で開かれた締結式には、鳥羽商船高専の古山雄一校長と旭タンカーの春山茂一社長らが出席し、協定書に署名しました。
両者は協定に基づき、鳥羽商船高専の操船シミュレータに旭タンカーが長年にわたり培ってきた現場経験を融合させた教育プログラムを共同開発します。
また、鳥羽商船高専は、学生と現場で活躍する旭タンカーの船員との交流や共同活動を通じて、高度な知識と技術力を兼ね備えた人材の育成を目指します。
鳥羽商船高専の古山校長は、「訓練を通じて人材の育成に寄与することを期待したい」と話し、旭タンカーの春山社長は、「海事産業の発展につながる学術活動や技術交流を推し進めていきたい」と期待を口にしました。