最多応募の丸山千枚田 田植えに向けて高校生がオーナー名札を制作
三重県熊野市の丸山千枚田で、5月に予定されているオーナーの田植えに向け、地元の高校の書道部員が田んぼに立てる名札作りに取り組んでいます。
丸山千枚田の田んぼに立てるオーナーの名札作りに取り組んでいるのは、木本高校と紀南高校、熊野青藍高校の3つの学校の書道部員です。
書道部は現在、1・2年生あわせて9人で活動していて、25日は2年生6人が熊野青藍高校の木本校舎に集まり、スギの間伐材に筆を入れていきました。
地元の高校生による名前の揮毫(きごう)は2011年に始まっていて、木本高校2年の藤田莉乃音部長は「一枚一枚丁寧に書いてきた。たくさんの人に見てもらいたい」と話し、紀南高校2年の端無悠人部長は「木の札に書くのは新鮮で楽しい」と笑顔を見せました。
丸山千枚田の田植えは5月17日に予定されていて、熊野市ふるさと振興公社によりますと、2025年度は米不足もあって1996年度のオーナー制度導入以降、最多の200組以上の応募があったということです。