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昭和東南海地震から81年 町内で一斉避難訓練 

 戦時中、三重県に大きな被害をもたらした昭和東南海地震が発生した7日、なかでも甚大な被害を受けた大紀町では、住民らが高台に避難する訓練が行われました。

 1944年12月7日に発生した昭和東南海地震の被害を教訓に、大紀町では12月7日を「防災の日」としていて毎年、町内で一斉に避難訓練を実施しています。

 訓練では昭和東南海地震の発生時刻に合わせサイレンが鳴り響き、近所の住民らが避難場所に集まり防災意識を高め合っていました。

 また、地震による津波で64人が犠牲となった錦地区では、災害から逃げ延びた後も生活していけるようにと大紀町婦人会や錦地区自主防災組織らが、今回初めて総合防災訓練を実施しました。

 防災訓練では大紀町や日本赤十字社などの協力を得て、避難所設備の体験や心肺蘇生など救急法の講習が行われたほか、炊き出し訓練としてカレー70食を実際に調理し参加者に振舞うなど、自身が災害後にどう行動したらいいかを確かめていました。

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