春の叙勲 三重県在住の56人が受章
今年春の叙勲の受章者が29日発表され、三重県在住の56人が選ばれました。
社会の様々な分野で功績をあげた人に贈られる「旭日章」には13人、国や地方公共団体の職務に長年従事してきた人に贈られる「瑞宝章」は43人が選ばれました。

このうち、南伊勢町長として3期12年にわたり町政の発展に寄与した南伊勢町の小山巧さん(75)が、地方自治における功労が評価され、旭日小綬章を受章します。
小山さんは1969年に三重県に入庁後、環境森林部長、病院事業庁長等の要職を歴任。2009年に南伊勢町長に就任すると、将来の町づくりの基本となる総合計画「絆プラン」を策定し、町民目線のまちづくりを推進しました。

また「2011年に発生した東日本大震災の津波被害は今でも忘れられない」と話し、町立病院や福祉施設、保育園の高台移転を進めるなど、災害から自らの命を守り、速やかな復興・再生を行うための対策にも精力的に取り組みました。
小山さんは「(東日本大震災の津波は)風景が似ているので、南伊勢町が被害にあっているような感覚にとらわれた。その後すぐに現地調査に行って3カ月ほどで高台への避難路整備を始めた」などと当時を振り返りました。
退任後は経験を生かし、菰野町の行政顧問なども務めた小山さん。これからの地方行政について問われると「これからの役所の職員は、地域づくりまちづくりのコーディネーターになっていくことが大事」と話しました。