日本とボリビア 「手を携えてともに発展を」
日本から南米ボリビアへの移住が始まって125周年を迎えたことを記念して、16日、日本とボリビアの移住の歴史と在日外国人の今を考えるイベントが三重県津市内で開かれました。
在日外国人の生活相談や通訳などに取り組むNPO法人「日本ボリビア人協会」が開いたもので、会場には一般の人や関係者など合わせて約100人が集まりました。
はじめに、津市の前葉泰幸市長が、現在、市内には県内で最も多い約430人のボリビア国籍の人が住んでいると話し「外国にルーツのある人がストレスなく生活できる社会づくりを目指し、手を携えてともに発展していきたい」と挨拶しました。
そして、日系ボリビア人の若者が日本社会で夢を描きづらい現実を描写したドキュメンタリーが上映され、若者のより良い将来を築くために、周りの大人が積極的に応援することの必要性が呼びかけられました。
また「外国ルーツの若者の今と未来を考える」と題して、ボリビアにルーツのある人や在日外国人の支援などを行っている人たちによるパネルディスカッションも行われました。
県内には去年6月時点で約1100人のボリビア人が暮らしていて、その数は愛知県に次いで全国で2番目に多いということです。