手びねりの名工 四日市萬古の陶匠・小川半助の作品展
明治初期から戦前まで父娘2代にわたり活躍した、四日市萬古の陶匠・小川半助の作品を集めた展覧会が、菰野町のパラミタミュージアムで開かれています。
手びねりの名工として知られる小川半助は、生前から現代にいたるまで高い評価を得ています。
展覧会は、去年10月に四日市市内の旧家から小川半助の作品が多数見つかり、このほどパラミタミュージアムに寄贈されたことから開かれたもので、今回は茶碗や盃など寄贈されたうちの30点がこれまでの所蔵品とともに展示されています。
半助の端正な薄作りの作品は、繊細な指使いが求められる手びねりで作られ、特に「円相舎の狸つまみ」と呼ばれる半助の急須は、急須の狸のつまみが特徴的で腹鼓をうつ狸の姿が緻密に表現されています。
この展覧会は5月27日までパラミタミュージアムで開かれています。