「這いあがっていくしか」アトレチコ降格で三浦選手
今シーズンJFL15位となった「アトレチコ鈴鹿」が、11月30日に三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でJFL残留をかけた入れ替え戦に臨みました。

全国地域サッカーチャンピオンズリーグで2位の結果を残した千葉県の「VONDS市原FC」と対戦。球際での厳しさが目立つ中、互いにサイドからのクロスやセットプレーからチャンスをつくりますが、鈴鹿の長身GK、ディエゴ・ワシントンの好セーブなどもあり前半をスコアレスで折り返します。
その後も、一進一退の攻防が続く中、迎えた後半終了間際、決定的なチャンスをつくったのは市原。ディエゴのビッグセーブで試合は延長戦へ。しかし、迎えた延長前半8分。鈴鹿は左サイドを突破され、市原に先制を許します。追い込まれた鈴鹿は延長後半6分に三浦知良を投入。その後も相手ゴールに迫る場面を作った鈴鹿でしたが、最後までネットを揺らすことはできず0-1で敗戦。
アトレチコ鈴鹿のJFL残留は叶わず、東海リーグ1部への降格が決まりました。なお、勝ったVONDS市原は3年連続の入れ替え戦で悲願のJFL昇格を決めました。

試合後、会見に臨んだ三浦知良選手は「クラブ、選手、サポーターが、またここからはい上がっていくしかない」と話した上で、自身の今後については「来季のことはまだクラブと話し合っていない。鈴鹿でのプレーを視野に入れながらも、自分が決められることではなく、クラブの考え方が大事になってくると思う」と話しました。