平安絵巻を華やかに再現「斎王まつり」

三重県明和町で、7日、伊勢神宮に仕えた未婚の皇族の女性「斎王」の行列を再現した「斎王まつり」が行われました。
この祭りは、天皇に代わって伊勢神宮に仕えた「斎王」の歴史を伝えようと行われているものです。
祭りでは、オープニングイベントとして、県内でスーパーマーケットを展開する「ぎゅーとら」の清水社長が斎王をイメージして制作した楽曲「十二単に夢のせて」が披露されました。
続いて、斎王が慣れ親しんだ都を離れる儀式が行われ、十二単をまとった斎王役の菅尾彩夏さんが「父君より授かりましたお言葉を胸に、しっかりと前を見つめ笑顔で旅立つことにいたしましょう」と、父親である天皇への別れの言葉を読み上げました。
この後、伊勢神宮へ向かう斎王群行が再現され、輿に乗り込んだ斎王が、華やかな衣装を身にまとった総勢70人と一緒にゆっくりと会場を練り歩きました。
祭りに訪れた人達は平安時代さながらの華やかな光景に熱心に見入っていました。