平均引き上げ額1万1585円 県職員給与を4年連続の引き上げ勧告
三重県人事委員会は、15日、県職員の給与について、月給とボーナスともに4年連続で引き上げるよう一見知事に勧告しました。
勧告にあたって、県人事委員会では従業員が100人以上の県内の民間企業を対象に、給与の実態調査を行い、その結果、県職員の月給とボーナスは共に民間を下回りました。
民間企業との格差を是正するため、月給については初任給をはじめ若年層に重点をおいて、全ての号給で引き上げを行い、ボーナスについては0.05カ月分引き上げるよう勧告しました。
月給の平均引き上げ額は1万1585円で、1985年以来、40年ぶりの高い水準となりました。
勧告通り引き上げが実施されれば、県職員の年間給与は平均で21万6000円増えて671万2000円となります。
勧告を受けて三重県の一見知事は「他府県の動向や県の財政状況、若年層の離職者が増加傾向にあることなど、諸般の情勢を総合的に勘案し、県民の理解が得られるよう適切に対処したい」とコメントしています。