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子どもたちがモリを打つ クジラ漁の様子を再現する「鯨船行事」

 三重県鈴鹿市の無形民俗文化財となっている、長太地区の鯨船行事が11日から始まりました。

 鯨船行事とは、昔のクジラ漁の様子を再現するお祭りで、四日市市を中心に北勢地区の6カ所で開催されています。

 鈴鹿市では唯一、長太地区で行われていて、捕鯨船に見立てた長さ約6メートルの華やかな山車「天王丸」が繰り出しました。

 船の上では多くの大人たちに混じって、小学生の踊り手が歌や太鼓の音色に合わせてモリを打ち、張り子のクジラを仕留めると、見物客からは大きな歓声と拍手が起こっていました。

 長太の鯨船行事は1966年を最後に長らく途絶えていましたが、1991年に復活。その翌年には鈴鹿市の無形民俗文化財に指定されました。

 地元の小学生の踊り手は去年より2人増えて14人で、踊り手を含めた25人の子どもたちがまつりを盛り上げました。

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