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外国人客増加で初の英語避難誘導 宿泊施設で地震火災を想定し防災訓練 三重・鳥羽市

 三重県内有数の観光地、鳥羽市の宿泊施設で25日、地震による火災の発生を想定した防災訓練が行われました。

 宿泊施設の従業員が災害時に迅速で適切な対応ができるよう鳥羽旅館組合が毎年行っている訓練で、ホテルや旅館の関係者ら155人が参加しました。

 訓練は、地震の発生によって客室から出火し、けが人が出たという想定で行われ、近年増加している外国人観光客への対応として今回初めて日本語と英語の避難誘導放送が導入されました。

 小雨が降る中、従業員は宿泊客に扮した参加者を気遣いながら避難を呼びかけていました。

 また、逃げ遅れた宿泊客を消防隊員がはしご車を使って救出する訓練や、宿泊施設の新入社員を中心に消火器を扱う訓練などが行われ、防災意識を高めていました。

 鳥羽旅館組合の迫間優子理事長は「鳥羽では毎年みんなで合同避難防災訓練をしているので、どうぞ安心して鳥羽にお越しいただきたい」と話していました。

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