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商店街では売上半減 地下駐車場の再開見通せず 

三重県四日市市を襲った記録的な大雨から間もなく1カ月。

 多くの車が水没した地下駐車場は再開の目途が立っておらず、周辺の商店街では売上が半減するなど影響が出ています。

 四日市市では、9月12日に発生した記録的な大雨により、市の中心部にある地下駐車場「くすの木パーキング」が浸水し、274台の車が水没する被害に遭いました。

 7日、四日市市の森市長は、浸水した地下駐車場の再開までに1年から2年かかる可能性を示しましたが、地下駐車場近隣の商店街では「金曜日の夜、満席だった居酒屋でも半分か7割程度に客が減っていると聞いている」と、早期再開を望む声が聞かれました。

 四日市市が商店街の振興組合などを通じて行なった調査では、近鉄四日市駅周辺にある商店街の浸水被害は床下と床上を合わせて127件、水没した地下店舗は5件にのぼることが分かりました。

 商店街の関係者からは、地下駐車場の代替案として臨時で別の駐車場を開放するよう求める声などが聞かれましたが、四日市市は「現状、代替案はない」としています。

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