名松線開業90周年 高校生がデザインしたヘッドマークで来年2月まで運行
三重県松阪市中心部と津市美杉町を結ぶJR東海の名松線が12月5日で開業90周年を迎え、7日、終点の伊勢奥津駅で記念のセレモニーが開かれました。

開業90周年記念列車の出発式では1日駅長を務める津市の前葉泰幸市長や、ヘッドマークをデザインした白山高校の北岡萠さんらが出席。

はじめにJR東海・東海鉄道事業本部の中井洋樹担当部長が「皆さんから多大な支援を頂き、このような素晴らしい記念列車を走らせることができることに感謝します」と挨拶しました。
このあとホームに移動し、キハ11系の列車に取り付けられたヘッドマークがお披露目がされ、大勢の鉄道ファンが見守る中、約44キロ離れた松阪駅にむけ出発しました。
名松線は2009年10月の台風で家城駅から伊勢奥津駅間に、土砂崩れなどが発生し全線で運休。地元を中心に全線復旧を求める声が高まり工事を経て、2016年3月に6年5か月ぶりとなる全線運転を再開し、現在に至っています。


記念ヘッドマークを付けた列車は来年2月末まで運行します。