南海トラフ地震に備え 高校生と住民が合同訓練

南海トラフ地震の発生に備え、高校生と地元の高齢者など支援を必要とする人達による避難を想定した訓練が5月1日、三重県四日市市の北星高校で行われました。
訓練は、授業中に南海トラフ巨大地震が発生し、その後、三重県に大津波警報が発表されたと想定して行われ、生徒約120人が学校から約1.3キロ離れた海抜30メートルに位置する高台まで避難しました。
この日は、地元富田地区の住民や学校近くのショッピングセンターの従業員ら約150人も参加しました。
訓練では、高齢者など自力で避難することが出来ない人たちをリヤカーで運ぶなど災害時の動きについて一緒に確認しました。
北星高校では地元住民と協力した防災学習を10年ほど前から行っていて、地震発生時には高校生が住民に声かけをし、避難誘導が出来る体制づくりを行っています。