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医療機器分野へ参入を 中小企業対象の講座に定員上回る参加 

医療機器分野への参入を考える、三重県内の中小企業を対象にした人材育成講座が、25日に津市にある三重県工業研究所で開かれました。

 三重県は主に自動車に関わるものづくりが盛んな地域ですが、EV化やアメリカの関税により、新たな経営の柱として医療機器分野への参入を考える中小企業が増える傾向にあることから、要望を受けて三重県が初めて開いたものです。

 全8回の講座には、定員を上回る16企業22人が参加し、初回の今回は三重県雇用経済部の課長が「医療機器分野への参入を円滑にするための判断材料などを提供したい。参加メンバーはライバルになり得るが、時には仲間として連携していただければ」と挨拶しました。

 講義では医療機器メーカーOBの講師が最新のデータをもとに業界の動向やニーズなどを紹介し、自社戦略を考える上でのヒントを提案していました。

 この養成講座は全8回の予定で、講義や病院見学などを通じて医療機器分野での事業化に必要な基礎知識を学びます。

 三重県新産業振興課の江藤浩太課長は「医療分野は今後伸びていく分野として参入の可能性を考える企業が非常に多い。参入にあたり規制や法律の基礎的な情報を理解していただければ」と話していました。

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