全国初の罰則付き「カスハラ防止条例」可決 三重県議会 禁止命令違反で50万円以下の罰金など
三重県議会の本会議が16日に開かれ、客からの理不尽な要求やクレームといったカスタマーハラスメントを防止するための全国で初めてとなる罰則付きの条例案が可決されました。
「三重県カスタマーハラスメント防止条例」は、正当な理由なく長時間にわたり謝罪を求めたり、大声を出したりする行為などを「特定カスハラ」と定め、悪質な行為に対して知事が「禁止命令」を出しても改善されない場合は、50万円以下の罰金などを科すとしています。
三重県によりますと、罰則付きの「カスハラ条例」は全国で初めてだということです。
16日の三重県議会本会議では、この条例案と合わせて、小規模事業者向けに録音機器や録画機器をカスハラ対策のため新規に導入する費用の一部を支援する補正予算案も可決されました。
一見勝之知事は「迷惑防止条例でも対応できない行為があると、ハラスメントに近い行為について迷惑防止条例だけでは補足できないので、それを今回、罰則付きで対応するということにした。それによる抑止力が非常に大きいと思う」と話していました。
三重県は今後、特定カスハラの具体例を盛り込んだ指針を策定し、条例は来年4月に施行される予定です。