佐佐木信綱の功績たたえ歌会
唱歌「夏は来ぬ」の作詞で知られる歌人・佐佐木信綱の功績を称える歌会が22日、信綱の出身地、三重県鈴鹿市で開かれました。
現在の鈴鹿市石薬師に生まれ、歌人としてだけでなく国文学者としても活躍した信綱の功績を称えようと毎年、全国から短歌を募集して開かれているものです。
今年は、小学生から高校生までの部と一般の部に全国各地からあわせて約1700首の短歌が寄せられました。
今年は、信綱のひ孫にあたる歌人の佐佐木頼綱さんと佐佐木定綱さんが選者をつとめ、入選作品が選ばれました。
歌会には、県内をはじめ関東や九州などから入選者らが参加し、各部門で信綱大賞などを受賞した人たちに賞状と記念品が贈られました。
佐佐木頼綱さんは「短歌は叙情詩と言われ、心を表現する詩。言葉で自分の心を変えていく、誇りを持っていく部分を広げていきたい」と話していました。