伊賀焼と日本茶で魅力発信 外国人向け体験ツアー実証実験
外国人旅行客の回復が遅れている三重県で、外国の富裕層に日本茶の体験などを通して伊賀の魅力を伝える新たなツアーの実証実験が16日、伊賀市の窯元で行われました。

さまざまな分野の体験を通して伊賀の文化や歴史に触れてもらおうと、伊賀市が市内の事業者と連携して今年度から行っている取り組みです。
16日の体験ツアーには、陶芸などの日本文化に興味を持つ在日外国人3人が窯元「春萌窯」を訪れました。
「春萌窯」の代表をつとめる小辻ますみさんは、参加者に伊賀焼は素朴な風合いで日本のわびさびの世界が詰まっていることを説明した上で、作られる器は単純な青色ではなく、複雑な色合いが施されていて、新しい伊賀焼の作品となっていることを紹介しました。

この後、参加者は「春萌窯」の作品で日本茶をあじわいました。

伊賀市では、外国人を対象にした体験ツアーを来年度以降の商品化を目指し、今後、改良を進めていくということです。