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伊勢湾台風から学ぶ風水害対策 三重大学教授らが講演

 三重県内に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風や紀伊半島大水害の教訓をいかし、今後の災害対策について考えるシンポジウムが7日、松阪市で開かれました。

 県では伊勢湾台風が襲来した9月26日を「みえ風水害対策の日」と定め毎年、シンポジウムなどを開いてきましたが、去年から本格的な雨のシーズンを迎えるこの時期に開催しています。

 7日は三重大学地域圏防災・減災研究センターの葛葉泰久教授が「近年の風水害の特徴」について講演しました。

 葛葉教授は土木工学と気象学の考え方の違いなどを説明したうえで「気象と土木の英知を集めた予報や予測が、気象庁の防災情報キキクルで簡単にみることができる」と話し、情報を知ることの重要性を説いていました。

 また、三重大学大学院工学研究科の川口淳教授をコーディネーターにパネルディスカッションが行われ、正しい情報の理解や適切な避難行動のあり方などについて意見を交わしました。

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