令和7年路線価公表 評価額平均は2年連続上昇

相続税や贈与税を計算する際の基準となる今年の路線価が公表され、三重県内の評価額の平均は2年連続で上昇しました。
国税庁の発表によりますと、三重県内約5200地点の評価基準額の平均は、前の年から0.4%上昇し2年連続の上昇となりました。
三重県内で路線価が最も高かったのは、近鉄四日市駅前のふれあいモールで1平方メートルあたり37万円と前の年から5.7%上昇し、15年連続で県内トップとなりました。
最高路線価は四日市、桑名、伊勢で上昇し、津、鈴鹿など4つで横ばい、尾鷲は東海4県で唯一下落しました。
各税務署の最高路線価の変動率は、伊勢を除いて縮小または下落し、片岡浩司不動産鑑定士は「原材料費や人件費の高騰の影響で、特に商業地において新たな設備投資に対し、慎重姿勢が出ている」と分析しています。