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今年は霜の被害なく良い品質に 伊勢茶の初市 

 鈴鹿市にあるJA全農みえ茶センターで、25日に、初夏の風物詩である伊勢茶の初市が行われました。

 今年から北勢と南勢エリアが合同になって初めて行われた伊勢茶の初市で、JA全農みえ・農産部の大瀬憲一部長は「例年通りの良質なお茶に仕上がった」と挨拶しました。

 この日は四日市市や鈴鹿市、伊勢市などの茶農家、8軒からあわせて20点、約200キロが出品され、卸売り業者らが茶葉を手に取って香りや色、手触りなどをじっくりと確認しながら商談をまとめていました。

 そしてJAの職員が五つ玉のそろばんを使って値段を交渉し、話がまとまると威勢よく手を3回たたく手締めが行われました。

 伊勢茶は一般的に飲まれているお茶に比べて芳醇(ほうじゅん)でコク深く、2煎目、3煎目まで味わえるのが特徴で、今年は霜の被害がなく天候に恵まれたため、品質の良いお茶に仕上がったということです。

 JA全農みえ茶販売課の前田順士課長は「新茶の時期に店頭に並ぶのをぜひ手に取って飲んでいただければ嬉しい」と話しました。

 入札の結果、最高価格は1キロあたり5万5500円、平均価格は9036円となりました。

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