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丸山千枚田のオーナー制度 導入30年で最多応募

 大小千枚以上の棚田が連なる三重県熊野市の丸山千枚田で5月17日、田んぼのオーナーらが米の苗を一斉に植える「田植えの集い」が開かれました。

 5月17日は、強い雨が降る天候となりましたが、県内外の田んぼのオーナーや地元の招待客が、レインコートや長靴を身に着けて、割り当てられた水田の区画に入り、三重県の育成品種「なついろ」の苗を植えていきました。

 岐阜県多治見市から妻と子ども3人とともに参加した男性は「農家の方々が苦労して作っているのを実感した。子どもたちには体験を通して大切にお米を食べてほしい」と話していました。

 オーナー制度は1996年度に始まって今年で30年目。千枚田7.2ヘクタールのうち約1.6ヘクタールがオーナー用で、年会費3万円で1区画が割り当てられ、収穫した米10キロと地域の特産品が贈られます。今年は制度の導入以降で最多の207組から応募があったということです。

 米は棚田を管理する地元の「丸山千枚田保存会」が育て、オーナーらは9月上旬の「稲刈りの集い」で収穫する予定です。

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