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不適切盛り土の撤去指導するも実施されず 三重県内初の行政代執行に踏み切る

 三重県名張市の山間部で不適切に盛り土された土砂が崩落し、周辺の民家などに影響を与える恐れがあるとして、三重県は21日に土砂などを撤去する行政代執行に踏み切りました。

 国の盛土規制法に基づく行政代執行は、県内では初めてです。

 行政代執行が行われたのは、奈良県との県境付近の名張市安部田の山間部です。

 県によりますと、この土地を所有していた奈良県の男性が1995年から2021年の間に2度にわたって盛り土を造成し、砂防法に基づく県の許可を得ず、約1万7900立方メートルの土砂を運び込み、一昨年には土砂が崩落したということです。

 県は、男性に撤去などを指導しましたが実施されず、去年6月に男性が死亡し、別の地権者の法人に改善命令を出したものの、法人が廃業状態だったことなどから放置されてきました。

 盛り土が周辺の民家に影響を与える恐れがあるため、盛土規制法に基づく県内初の行政代執行となったもので、21日は県や名張市の職員、20人が土砂を撤去するための準備を始めました。

 土砂の撤去や排水施設の設置などは来年3月末に終了する見込みです。

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