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リニア名古屋―大阪間2037年開業向けて決議 候補地3カ所で水源など調査中 

 リニア中央新幹線の早期開業を目指す三重県期成同盟会の総会が6月30日、三重県津市内で開かれ、名古屋・大阪間の2037年の開業に向けて、工事の早期着工などを求める決議を採択しました。

 リニア中央新幹線をめぐっては去年3月、JR東海が静岡県内の工事の遅れを理由に、東京・名古屋間の2027年の開業断念を表明しています。

 名古屋・大阪間については、三重県がJR東海に提案した亀山市内の県内駅の候補地3カ所で、昨年度からボーリング調査が実施されています。

 30日、津市内で開かれた期成同盟会の総会で、会長をつとめる一見知事は「今、三重県が抱えている外国人観光客の誘致や人口減少の課題を打開するのがリニアで、リニアの経済効果は大きく1日も早い全線開業を求めていきたい」と挨拶しました。

 JR東海から、計画の進捗状況について報告があり、三重県内の駅候補地3カ所で、ボーリング調査の他に、周辺の水源や湧き水の調査などを行っていることが説明されました。

 総会では、JR東海や国に対し「東京・大阪間の1日も早い全線開業に向けて、県内ルートと県内駅の位置を早期に確定し、2037年の開業に向けて工事の早期着工を求める」決議が採択されました。

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