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ラッコのメイちゃん21歳に 誕生日で魚介の手作りアイスケーキプレゼント

国内の水族館で唯一ラッコを飼育している鳥羽市の鳥羽水族館で9日、ラッコのメイちゃんが誕生日を迎え、多くの人たちに祝福されました。

 今月15日に開館70周年を迎える鳥羽市にある鳥羽水族館。飼育種類数は約1200種類と日本一の多さです。

 特に人気を集めているのは、雌のラッコのメイちゃんとキラちゃんで、国内では鳥羽水族館の2頭のみとなったことから、より多くの人に見てもらおうと、今年3月から水族館での観覧に1分間の時間制限が設けられました。

 この日はメイちゃんが21歳の誕生日ということで、平日にもかかわらず、たくさんの人がお祝いに駆けつけました。

 県内外から訪れた大勢の観光客が見守る中、メイちゃんには、飼育員からイカやホタテ、甘エビなど5種類の魚介類を使った手作りのアイスケーキがプレゼントされました。

 メイちゃんは贈られたケーキを美味しそうに頬張り、訪れた人たちはケーキに夢中なメイちゃんの様子を写真に収めたり、拍手を送るなどして祝福していました。

 来場者は「昔からファンで誕生日だから絶対に来ようと思い、昨日から来ていた」「ずっと健やかに元気でいてほしいという気持ちでいっぱいになりながら見ていた」「今日もメイちゃんの好きなカニがケーキに盛られていたので、バリバリ食べている姿を見て安心した。1日でも長く元気でいてくれたら」などと話していました。

 担当者によりますと、雌のラッコの飼育下での平均寿命は20歳前後だということです。

 担当者は「メイの母親が25歳でしたから、母親を超えるぐらい頑張ってほしい。お互い衰えしらずでいきたい。メイが頑張っているのに担当者がこけていたらいけない。気を引き締めて健康管理を自分も含めてしていく1年かな」と話していました。

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