「民間との働き方の差異を埋めていけるように」 警察官の採用研修会 県警察本部
警察官のなり手を増やそうと、23日、警察官の採用活動の中心となる職員に対する研修会が県警察本部で行われました。
研修会には、警察本部や中勢地域の警察署の職員など約30人が参加。
近年、県警への採用試験の受験者は減少傾向にあり、2011年度の受験者が約1000人だったのに対し、昨年度の受験者はその3分の1以下と、直近15年間で過去最低となっています。
研修会は警察本部の採用担当者が講師をつとめ、参加した職員たちは民間を含めた近年の採用情勢のデータを確認しながら、警察官の採用や学生の就職活動の現状について学んだほか、警察官の仕事の魅力をいかにPRするかについて話し合いました。
研修に参加した警察官は「警察官の採用状況が厳しいというのは聞いていたが、ここまで厳しいんだと思いました」「民間と警察では大分働き方や意識が違うので、の差異を埋めていけるように採用活動ができるのではないか」と話していました。
県警察本部警務課採用係長の北康樹警部補は「これから三重県警察の仲間になってもらう人達にもそれぞれ得意な事などを生かして、警察官として県民のために働きたいと考えてもらえる人にぜひ来てほしい」と話していました。