NEWS県内ニュース/詳細

「日本の良さを伊勢から」 思想について考えるセミナー

 日本文化の根底にある思想を、環境や文化など様々な分野から見つめ直し未来へのヒントを探ろうというセミナーが22日、三重県伊勢市で開かれました。

 古来から自然の恵みに感謝しながら共に生きてきた、日本人の考え方を世界に発信しようと、一昨年に発足した「三千年の未来会議」が去年に続いて開催したものです。

 今年は「『常若』の普遍性を考える」をテーマに開かれ、最初に未来会議の中井徳太郎代表理事が「本来ある日本の良さを、日本人の原点である伊勢から皆さんと学んで次に続けていきたい」と挨拶しました。

 この後、哲学者の内山節さんが「日本人の自然観」をテーマに講演しました。

 講演では「日本では自然観と社会観は同じという考えがあり、その構成メンバーには自然と人間だけでなく亡くなった人間や更には神仏も含まれるのが特徴」などと話し、哲学者の視点で古来から続く日本人の思想を紹介していました。

県内ニュース一覧に戻る

ページトップへ