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「安心感が大切」 巨大地震に備え子どもの心のケア学ぶ講演会

地震や洪水などの災害が頻発する中、三重県でも南海トラフ巨大地震が発生した際に、子どもの育ちを支えるための心構えに関する講演が29日に津市で行われました。

 支援が必要な子どもたちの心と体について学びを深めてもらおうと、毎年行われているもので、29日は午前と午後に分かれて講演が行われました。

 午後の講演では、精神科医として子どもの心のケアに関わっている林みづ穂さんが、東日本大震災で被災した子どもたちの症状を紹介した上で、災害時に子どもの育ちを支えるために何が必要かを説明しました。

 林さんは「日常生活や心身への影響が起きるのは当たり前。それを最小限にするために、子どもや保護者がいかに安心感を保てるかなどが大切」と話しました。

 会場を訪れた約150人の参加者はメモを取りながら、災害が起きた際は子どもの様子に目を配り、寄り添う大切さを学んでいました。

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