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「夢は自由だ」国籍をテーマに最優秀賞 中学生人権作文コンテスト

 中学生が日常生活の中で感じた、いじめや差別などの人権について書いた作文コンテストの表彰式が6日、三重県津市で開かれました。

 津地方法務局と三重県人権擁護委員連合会が毎年開いているもので、今年のコンテストには県内の中学校150校から3万3000点余りが寄せられました。

 審査の結果、国籍によって将来進む道が制限されるのかと葛藤しながらも、夢は自由であると気づいたことを書いた、津市立東橋内中学校3年のスアレズ・トミコさんら3人が最優秀賞に選ばれました。

 表彰式のあと、最優秀賞に選ばれた3人がそれぞれの作品を発表しました。

 スアレズ・トミコさんは「夢は自由だ。そしてその夢を守るのは私たち一人ひとりのこころだと私は信じている」と思いを読み上げ、「みんなにも出会いを大切にして自分の夢をあきらめないでほしいということが伝わればいい」と話していました。

 最優秀賞3人の作品は全国大会に出品されます。

 三重県人権擁護委員連合会の上野尚子会長は「自分の個性とか置かれてきた環境を自分で受け入れながら、互いが認めあえるような社会を作っていくことが自分たちの力で作れるよう作文を通じてなればいい」と期待を寄せました。

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