「主人から言われ・・・」 息子殺害 母親を殺人罪で起訴

今年9月、三重県いなべ市大安町の民家で、80代と50代の男性2人が死亡しているのが見つかった事件で、津地方検察庁は22日、50代の息子を殺害したとして同居する79歳の母親を殺人の罪で起訴しました。
起訴されたのは、いなべ市大安町平塚の無職・水谷洋子被告(79)です。
起訴状などによりますと、水谷被告は、9月29日から30日の間に、自宅で夫と共謀し、殺意を持って53歳の息子の頭を金づちで複数回殴った上、コードなどを首に巻きつけて強く締め付け窒息死させた殺人の罪に問われています。
敷地内の車庫で首を吊っている82歳の夫を発見した水谷被告は、警察の調べに対し「主人から言われたので手伝った」と犯行を認める供述をしています。
検察は水谷被告の認否を明らかにしていません。