「まず手にとってもらえるような商品を」 高校生が未利用魚などを活用した商品企画を提案
大手スーパーマーケットで販売する新しい商品の開発を行なっている高校生が、26日、企業の担当者に自分たちが企画している商品を提案しました。
マックスバリュ東海が伊勢市の三重県立宇治山田商業高校の生徒と連携し、未利用魚の活用など三重県の課題を踏まえた商品開発を行なっているもので、今年は4月から3年生15人が2つの班にわかれて商品を企画してきました。
この日は、水産部やデリカなどの担当者に対して、生徒たちが地元のシラスを使った栄養バランスが良く料理にも使えるふりかけと、磯焼けの一因となっている未利用魚「ブダイ」を活用した南蛮漬けを提案しました。
インパクトのある商品名や栄養バランスアレンジ方法のほか価格の想定などの説明に対して、マックスバリュの担当者からは、旬の素材といった付加価値や販売する季節にあわせた味付けなどのアドバイスが送られていました。
参加した生徒は「自分の中で違った考えとかがたくさんあったので、その考え方をいかして色んな人に支持されるような商品を作りたい」「商品を売るということは、売り上げも大事だと思うので、最初まず1個手にとってもらえるような商品を目指そうと思います」などと話していました。
今後、担当者の意見を踏まえて試作や試食などを行ない来年2月ごろの販売を目指すということです。