「だまされるとは思っていなかった」 SNS型ロマンス詐欺被害男性が語る

なぜ、人はだまされるのでしょうか。恋愛感情や親近感を抱かせ、金銭をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」。
去年、被害にあった三重県鈴鹿市の50代男性が「被害にあう人が少しでも減れば」と、取材に応じました。
「最初は、だまされると思ってなかった」と話す男性。男性は去年4月に、SNSで知り合った台湾在住の女性と名乗る相手からLINEでやり取りをする内に暗号資産の投資話を勧められ、投資資金や保証金などの名目で、去年5月から9月までの間に、13回にわたって約1025万円相当の暗号資産を指定されたサイトのアドレスに送金し、だまし取られました。
男性は「うまい話はないというか、お金に目がくらんだのではないですが、乗っかってしまうのは気を付けた方がいい」と話しています。
今年に入ってから、先月末までの暫定値で、県内での特殊詐欺被害は168件発生し、被害額は4億6930万円にのぼっています。
また、SNS型投資詐欺は46件で被害額は3億1150万円、SNS型ロマンス詐欺は41件で被害額は5億960万円だということです。
警察では「SNSで連絡を取り合っていたとしても、面識のない人から投資話を持ちかけられたら詐欺を疑ってください」と注意を呼びかけています。