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高田高校・演劇部が2年連続全国大会へ 能登地震を題材に取り入れ挑戦

 三重県津市にある高田高校の演劇部が、今年7月に香川県で開催される全国高等学校演劇大会への出場に向けて稽古に励んでいます。

 高田高校の演劇部は、2024年12月に富山県で開催された東海・北陸6県の高校が参加する中部日本高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞し、2年連続で全国大会への出場を決めました。

 この大会で、同じ学校が2年連続で全国大会へ出場するのは初めてとなります。

 演劇部の部員たちは、あと2カ月後に迫った全国大会に向けて熱心に稽古に励んでいます。

 劇は、2023年12月に石川県で開かれた中部日本高等学校演劇大会に参加した経験と、その大会の約一週間後に発生した能登半島地震を題材に取り入れたオリジナルの脚本となっていて、等身大の高校生たちが体験したかもしれない世界を描いています。

 演劇部の川北小桜さんは「能登半島地震ですごく悲しんだり、苦しい思いをしている方々や遺族の方の思いを第一に考え、劇を作ろうと自分の中で意識しています」と語りました。

 安部百花さんは「自分たちの思いを伝えるベストな状態になるように何回も稽古し、自分たちの全力を出したい」と意気込みました。

 稽古では、部員たちが登場人物の気持ちを理解するために話し合ったり、シーンごとの感情の動きや、登場人物たちの関係性を確認したりしていました。

 演劇部は、全国大会を前に7月20日、津市白山総合文化センターで壮行公演を行う予定になっています。

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