闇バイトやフィッシングが巧妙化 ボランティアに最新手口を研修
インターネット上で「サイバーパトロール」を行う民間のボランティアを対象にした研修会が23日、津市の三重県警察本部で開かれました。
三重県内のサイバー防犯ボランティアは個人と団体合わせて120人が登録していて、学校での出前授業やサイバーパトロールなどを行っています。
23日の研修会には20人が参加し、サイバー空間の現状や最近の被害状況についての説明を受けたあと、闇バイトの募集情報を事例にしたサイバーパトロールの方法などを学んでいました。
県警サイバー犯罪対策課によりますと、サイバー犯罪の相談件数は6月末現在で1236件、前年の同じ時期と比べて406件の減少となっていますが、不正アクセスやウィルスに関する相談は増加傾向にあり、特にインターネットから個人情報を抜き取るフィッシングの手口が巧妙化しているとして注意を呼びかけています。
生活安全部サイバー犯罪対策課 臼井邦裕次長は「フィッシングメールは緊急対応を依頼するような題名で来ている。身に覚えのないメールについては無視をするようにして、記載されているリンク等はクリックしないようにしていただければ」と話しました。