長年の苦労や人生も表現 「写団」写真展
三重県津市を拠点に活動している写真サークル「写団トマトジュース」の写真展が、いま津市で開かれています。
津市に本社を置く設備工事会社のアルファでは地域の人々とのつながりを育む場として事務所の会議室を使って、随時ギャラリー展示を行っています。
5月7日から開催されているのは津市の写真サークル「写団トマトジュース」の写真展で、暗室で色を反転させる技術を使った約35年前の作品や、スマートフォンで日常を切り取った作品など15点を展示しています。
中でも「父」と名付けられた1枚は、撮影者が父親に被写体を依頼したところ、手で顔を覆った一瞬の様子が切り取られていて、被写体の手のしわなどから長年の苦労や人生の重みが感じ取れる作品です。
写団トマトジュース小宮千原代表は「発足から長く経ったので、何か発表できないかということで写真展示をしている。個性を感じてもらえればありがたい」と話していました。
この写真展は津市のアルファで6月27日まで開催されています。