萬古焼の急須ができるまで 工程を分かりやすく紹介
萬古焼の急須ができるまでの過程を紹介する企画展が、三重県四日市市のばんこの里会館で開かれています。
三重の伝統工芸品、萬古焼の主力商品である急須について知ってもらおうと開かれたものです。
会場には窯元で実際に使用されている道具とともに、石こうの型に泥状の陶土を流し入れる鋳込をはじめ、注ぎ口や取っ手などのパーツを土を溶かした接着液で取り付ける作業など急須が出来上がるまでの工程が分かりやすく紹介されています。
本体とふたがきれいに合わさるようにするすり合わせの工程では、工程の前と後の急須を比較することが出来ます。
また、急須品評会で大臣賞を受賞した作品のほか、ふたのつまみに仕掛けがある急須などの作品も展示されていますが、16日からは子ども向けに作品の展示替えが行われるということです。
この「萬古の急須展」は8月31日まで四日市市のばんこの里会館で開かれています。