県内の小中学校に通う児童・生徒の数が調査開始以降過去最少に
全国の学校に通う児童・生徒の数などを調べる学校基本調査の速報値が発表され、三重県内の小・中学校に通う児童・生徒の数はともに去年よりも減少し、1948年の調査開始以降過去最少となりました。
学校基本調査は児童・生徒の数や学校数などを把握するために文部科学省が1948年から小・中・高校などを対象に毎年実施しており、三重県の今年度の調査結果が速報値で公表されました。
県内の小学校に通う児童の数は昨年度から2436人減少し8万1529人となり、43年連続の減少。中学校は910人減少し4万5014人で4年連続の減少となり、小学校と中学校ともに調査を開始した1948年以降で過去最少の人数となっています。
また、高校の全日制と定時制の生徒数は11年連続で減少している一方で、通信制や特別支援学校に通う児童・生徒の数は増加し過去最多となっています。
今回の調査結果を受けて三重県は「子どもの数が減少していく中で教育環境は複雑になり、きめ細やかな指導が必要になっている。今後も質の高い教育を目指していきたい」とコメントしています。