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津波で被害 かき養殖いかだの修復始まる

7月30日にロシアで発生した巨大地震による津波の影響で、かき養殖のいかだが流されるなどの被害を受けた、三重県鳥羽市浦村町で、4日からいかだの修復作業が始まりました。

 かきの養殖で有名な鳥羽市の浦村町。7月30日にロシアで発生した地震による津波の影響で、約2000台のかきの養殖いかだのうち、350台以上が流されるなどの被害がありました。

 被害を受け4日からかきの養殖業者やダイバーらによるいかだの修復作業が始まりました。

 浦村かき組合によると、今年出荷するかきに関しては比較的被害が少ないものの、いかだ同士の接触による破損といった被害が多く、特に来年出荷するかきの稚貝をつるすためのいかだに被害が多く出たということです。

 鳥羽磯部漁協浦村支所の城山忠一理事は「去年は8~9割のかきがへい死し、組合員はまいっている。今年は順調に育ち『今年はよいね』と言っていた時の津波被害。外で起きた地震の影響がこっちに来るとは思わなかった」などと話していました。

 漁協の関係者によると、来年出荷するかきの稚貝をいかだにつるす作業は10月上旬から始まるということで、それまでに修復作業を進めていきたいとしています。

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