寒山拾得を屏風に描く水墨の名品も 書・絵・詩の融合作品が並ぶ「榊莫山展」
三重県伊賀市出身で、三重の自然を愛した書家榊莫山の書や絵を楽しめる企画展が津市で開かれています。
榊莫山は伊賀市出身の書家で、書と絵、詩を融合させた詩書画一体の作風を確立し、現代の文人とも言われています。

今回は、三重県誕生150周年と、榊莫山の生誕100周年を記念して行われたもので、漢字一文字を大胆に扱った作品や伊賀百景など、県内の風景を描いた作品108点が展示されています。

中国の唐の時代にいたとされる、人知れず生きた寒山拾得を屏風(びょうぶ)に描いた作品は、のびやかな水墨画と言葉で二人の自由な姿が表現されていて、独創性をつらぬいた莫山の姿とどこか重なっています。

また、20年以上をかけて書き続けた三枚の「土」の書は、大きさや筆のタッチ、にじみなどの違いからその時の莫山の気持ちが表現されています。

この企画展「榊莫山展」は、来月31日まで津市の三重県立美術館で開かれています