古代の祈りを今に伝える 斎王のつとめ企画展
斎王の伊勢神宮に関する資料から斎王が担う重要な役割などについて学べる企画展が三重県明和町にある斎宮歴史博物館で、いま開かれています。
斎王は天皇に代わって伊勢神宮に仕えるために選ばれた未婚の皇族女性で、会場には歴代の斎王の中で、最も有名な斎宮女御を描いた資料をはじめ、斎王に関する絵巻や書籍など38点が展示されています。

斎王の最も重要な務めは伊勢神宮の祭祀である月次祭、そして神嘗祭で奉仕することで、特別に展示された絵巻からは白木の輿に乗って神聖な白色の十二単を身にまとった斎王がたくさんの官人と女官に守られながら参宮する様子が描かれています。

さらに伊勢神宮の祭祀の最高責任者であった役人の祭主と、天皇の命令を受けて都と伊勢を往来した公卿勅使(くぎょうちょくし)について記された資料もあり、祭主や公卿勅使は伊勢神宮だけでなく、斎宮との関りを通じて斎王のつとめを支える役割を果たしていたことも読み取れます。
斎王の本来のつとめである伊勢神宮への奉仕を様々な資料で紹介する春季企画展「斎王のつとめ」は6月14日まで開かれています。
