原爆投下時のまちをVRゴーグルで疑似体験 悲惨さを伝える「津平和のための戦争展」
今年は戦後80年の節目の年にあたります。
三重県津市では、戦争の悲惨さを伝える「津平和のための戦争展」が2日から始まりました。
今から80年前の1945年、津市は7回にわたる空襲で市街地の7割が焼け野原となり、2500人以上の尊い命が犠牲になりました。
この戦争展は、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるため毎年開かれていて、今回は約400点の資料が展示されています。
出征する兵士を見送る際に使われたのぼり旗や、戦地での兵士の無事を祈って当時の女性たちがお守りとして縫った千人針など、実物の資料も数多く展示されています。
また、今年は広島市の協力で原爆投下時の悲惨なまちの様子などを、VRゴーグルで疑似体験できるコーナーも設けられ、子どもたちが体験する姿も見られました。
戦後80年で戦争の体験を語り継ぐ重要性が増す中で、津平和のための戦争展実行委員会では、若い世代を巻き込んだ取り組みを増やしていきたいとしています。