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原点は生けすの魚 鳥羽水族館70周年

 飼育種類が1200種と日本で一番多く、国内で唯一、ラッコが見られることで人気の三重県の鳥羽水族館が15日、開館70周年を迎え、記念セレモニーが開かれました。
 
 セレモニーはエントランスホールの大水槽前で行われ、鳥羽水族館の若井嘉人館長が「これからも動物のみんなと一緒に楽しさをどんどん伝えていきたい」と挨拶しました。

 水族館の公式キャラクター「ふわり」と「ぷかり」が見守る中、大水槽内に設置されたお手製の水中くす玉をダイバーが割ると、中から魚たちの大好物「むきアサリ」と共に「垂れ幕」が登場し、集まった来場者達と開館70周年を祝いました。

 鳥羽水族館は、海産物業をあきなっていた丸幸商店の生けすの魚を、多くの観光客らが見に来るようになったことがきっかけとなって誕生しました。

 現在、企画展示室では鳥羽水族館の歴史や主な出来事をたどる特別展が開かれているほか、1日飼育体験参加権や、記念アクリルスタンドがあたる抽選に応募できるクイズラリー企画なども開催されています。

 鳥羽水族館の若井嘉人館長は「全国ではラッコが鳥羽水族館にしかいないということで、大変多くのお客様に来ていただいている。ラッコだけでなくジュゴンやスナメリもいるので、他の動物の魅力も引き出して水族館の良さをアピールしていきたい」と話していました。

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