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元・津市職員2人に懲役2年6ヵ月求刑 贈収賄事件

三重県津市の水道工事をめぐる贈収賄事件などで、収賄などの罪に問われている津市の元職員2人の初公判が1日に開かれ、元職員の2人に懲役2年6ヵ月が求刑されました。

 収賄などの罪に問われているのは、ともに津市の元職員・中村一男被告(56)と松岡泰成被告(56)、贈賄などの罪に問われているのは、津市にある水道工事会社新英工業の社長・新居利英被告(51)です。

 起訴状などによりますと、津市の上下水道事業局に勤務していた中村被告と松岡被告は、水道工事の委託先の選定で、新英工業に対し有利になるよう便宜を図った見返りに新英工業から洗濯機など合わせて20万円相当を受け取った罪などに問われています。

 津地方裁判所で開かれた初公判で3人はいずれも「間違いありません」と起訴された内容を認めました。

 検察側は「3人が癒着し、物品の供与や優先的な発注を繰り返した上、委託料の架空請求まで行うようになり、約2年という長期間にわたって継続的に行われた常習的犯行の一環で悪質である」として、中村被告と松岡被告に対し懲役2年6ヵ月、新居被告に対し懲役2年を求刑しました。

 判決は5月30日に言い渡されます。

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