三重県内の有効求人倍率 5か月ぶりに前月下回る
今年4月の三重県内の有効求人倍率は1.17倍となり、5か月ぶりに前の月を下回りました。
三重労働局の発表によりますと、今年4月は有効求人数が減少し、有効求職者数が増加。県内の有効求人倍率は前月から0.02ポイント下回り、1.17倍となり、5か月ぶりに前の月を下回りました。
業種別では、全18業種中、建設業や卸・小売業など10業種は前年同月に比べて求人数が増加。
一方で去年、「2024年問題」を見据え、物流拠点の整備が行われた運輸・郵便業や、大手の拠点整備が行われた情報通信業において多くの求人が出されたため、その反動により求人数が減少しているということです。
三重労働局は、県内の雇用情勢について「求人が求職を上回って推移しているものの求人の動きには足踏みが見られ、改善の動きに弱さが見られる」とする判断を11か月連続で据え置きました。