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三重・津市で蔦屋重三郎展 写楽の浮世絵など貴重資料を公開

 大河ドラマの主人公、蔦屋重三郎にスポットをあて、江戸時代に流行した出版物や浮世絵などを伊勢商人の旧蔵資料から紹介する企画展が、6日から三重県津市の石水博物館で開かれています。

 今回の企画展では、伊勢商人・川喜田家が江戸に設けた店舗の近くに店を構えていた書籍商・蔦屋重三郎にスポットを当て、江戸時代の出版物や浮世絵など61点を展示しています。

 蔦屋重三郎が才能を見出したとされる江戸時代の浮世絵師・東洲斎写楽が描いた浮世絵2点は、国内で現存する唯一のもので保存状態がよく美しい色彩が特徴です。

 遊女の名前や格付けなどを絵図のように紹介した吉原の案内書「新吉原細見」など、蔦屋重三郎が手がけた書物や浮世絵から当時の人々の文化や娯楽に思いを馳せることができます。

 企画展「蔦屋重三郎と珠玉の浮世絵」は石水博物館で11月9日まで開かれていて、期間中はギャラリートークなども予定されています。

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