ローリングストックなどで突発的な災害に対応 管理栄養士が防災食について講演
南海トラフを震源とする巨大地震の発生に備えて、防災や命を守る食事について理解を深めてもらおうと、管理栄養士による講演会が22日、三重県四日市市内で開かれました。
このイベントは、ライフラインが寸断された時でも暮らし続けることができる防災住宅の建築に力を入れている四日市市の工務店「フォレスト・オオモリ」が、日頃から防災意識を高めてもらおうと企画したものです。
22日は、菰野町などで料理教室を開いている管理栄養士の柵山咲子さんが講師に招かれ、非常時に命をつなぐ、栄養面に配慮した防災食について講演しました。
参加者は突発的な災害に対応できるローリングストックや、袋1枚で手を汚さず衛生的に調理ができるパッククッキングについて学んでいました。
そして、参加者は実際にパッククッキングで蒸しパンを作り、ライフラインが途絶えても役立つ調理法について関心を寄せていました。
参加した人が「普段から簡単にできることに慣れておくことがよいと思った」と話すと、フォレスト・オオモリの岩田雅之代表取締役は「地震が明日来ても、きょう来ても、すぐに命を守るような行動ができるように命を守るイベントを続けていきたい」と話していました。