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ニセ警察詐欺で70代女性 約3000万円の被害 

三重県桑名市の70代の女性が「保健医療局」や「警察署の捜査員」などを名乗る男から約3000万円をだまし取られました。

 被害にあったのは桑名市に住む70代の女性で、警察の調べによりますと先月11日、自宅の固定電話に保健医療局を名乗る男から「あなたの保険証が偽造され、利用されている可能性があるので石川県警につなぎます」などと電話があったということです。

 そして、捜査員を名乗る男に代わると、資金洗浄事件に関与していると疑われ、「金の動きを確認する必要がある」などと言われたということです。

 その後、LINEで指定されたアドレスに2回にわたり、暗号資産のビットコインなどあわせて約3030万円相当を送信し、だまし取られたものです。

 相手と連絡が取れなくなったことを不審に思った女性が、警察に相談し発覚したもので、警察では特殊詐欺事件として調べています。

 三重県内の今年6月までの半年間の特殊詐欺事件は去年の同じ時期より106件増え、被害額は約7億5550万円と5億円以上増えています。

 警察は、捜査名目で金銭の要求やSNSを使って連絡をすることはないとして、「ニセ警察詐欺」の注意を呼びかけています。

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